歯周内科治療の効果
1週間で90%の患者さんが口臭、出血、排膿、腫脹が改善。
症例
歯周病は細菌類の感染症であるという認識の上に立ち、医学的にその治療法を考え、歯周病菌および真菌の除菌と歯周病病原性のない正常菌叢の獲得を目的とし、外科的な治療法に先立ち、位相差顕微鏡での菌及び菌叢の検査の後に行う、抗菌剤および抗真菌剤を用いた内科的治療法を言います。
歯周内科治療は位相差顕微鏡で、口腔内に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常に綺麗な状態に改善することで歯周病を内科的に治す治療方法です。
その治癒経過の確認のために私たちは治療前、治療後の比較できる動画管理システムの導入を勧めています。治療前の非常に汚れた微生物叢が治療後は非常に短期間で綺麗に改善し、術前・術後の状態が一目瞭然に画像で示されるという利点があります。
治癒経過は患者様自身が、はっきりと自覚できる程、歯茎からの出血や排膿が短期間で改善されます。以前は、長時間歯磨きや外科治療によって1~2年の治療期間でそのような綺麗な微生物叢を獲得していたのです。微生物叢が改善されたら、歯石を除去します。その場合も、微生物叢が改善されていると、冷水痛が非常に少なくなります。
歯周病の気になる方へさらに最新の検査を行います。
位相差顕微鏡で確認後に、歯周病が急速に進行中の方や、なかなか良くならない、再発しやすい方に対して、ご相談の上PCR検査を行っています。PCR検査は簡単な検査ですが、歯周病菌の種類を特定して、さらに効果的な治療法を選択することができる検査方法です。1回の検査が10,500円かかりますが、歯周病が進行して心配な方にはお勧めの検査方法です。
位相差顕微鏡
画像はモニターを通じプラーク中の細菌観察をし、歯周病の原因菌を探すことができます。
付着するプラークには、とんでもない数の細菌がいます。その種類は約300〜400種類。しかも、この中の80%は死んでいるか培養できない菌です。つまりほとんどがわかていないのが現状なのです。当院では、歯周病の原因菌がお口の中にいるかどうかを、位相差顕微鏡で確かめ、必要かつ効果的な薬剤を考えていきます。
治療方法
①位相差顕微鏡での菌の確認
②最近の除去薬剤の内服
③カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
④除菌後の歯石とり
除菌が必要な場合は保険外治療となります。 | |
歯周内科治療 | 22,000円 |
PMTCセット1回目 | 5,000円 |
PMTCセット2回目 | 5,000円 |
追加 | |
PCR検査 | 15,000円 |